株式会社ゼンリンジオインテリジェンス

ビジネスGISとともに40年ZGIのビジネスブログ

2019.04.24

+買い物にでかける範囲はどれくらい?

~商圏についての考え方~

「商圏」という言葉をご存じでしょうか。店舗が影響を及ぼす地理的なエリアのことで、主に集客が見込める範囲のことを指しています。つまり「うちのお客さんはこの範囲内にいる人たちだ」という予測範囲です。私たちは商圏をどのように考えれば良いのでしょうか?

店舗の規模と商圏の大きさの関係

商圏は常に一定なわけではありません。たとえば自分がコンビニに行く場合と、大型スーパーに行く場合を考えてみるとわかります。家の近所に店がない場合、多少離れたスーパーへは行くとしても、わざわざ遠くのコンビニまで足を延ばすことは少ないでしょう。コンビニでの買い物は会社の帰りなど、“ついで”に済ませるのではないでしょうか。このように、小売業の場合、一般的に店舗の規模によって商圏の大きさが変わると言われています。コンビニならば徒歩2~5分(おおよそ350m圏)程度、大型スーパーならば徒歩、自転車、車などの移動時間が数十分程度の範囲が商圏になります。

このように、店の規模や取り扱う商品の種類が大きくなれば大きくなるほど商圏も広がります。これは小売店に限ったことではなく、サービスの独自性が強いほど広い商圏からの集客が見込まれます。たとえば、日本一おいしいスイーツの店があれば、日本中から人が集まってくるというわけです。

商圏は常に一定なわけではない

商圏の形や大きさは、外的要因でも大きく変化します。代表的な要因は、地域環境、地理的要因、競合の存在です。たとえば食品スーパーの商圏は、都会では700m程度ですが地方では約3倍の2kmと言われています。これは、地方のほうが競合店は少なく、渋滞や信号などが少ないため車の移動がスムーズだと予想されるからです。

一方、都心部の中でもオフィス街のコンビニの実勢商圏は、平均よりさらに小さくなると判断されます。どうしてでしょうか?

オフィス街のコンビニ利用は、主にオフィスワーカーによる短い休み時間での買い物が考えられます。遠くのコンビニへは行きたくない、という気持ちの問題だけではありません。オフィスビルからの移動にはエレベーターの待ち時間がつきもので、ただでさえ貴重な時間に移動時間が余分にかかってしまうのです。
ほかにも、川や線路、大きな建物など回り道を強いる地形が商圏を分断します。商圏を予測するにはさまざまな要素を踏まえた分析が必要なのです。

予測した商圏の活用、そして実勢商圏へ

それでは商圏予測は何の役に立つのでしょうか? わかりやすい例では「売り上げ予測が立てやすくなる」ということがあげられます。商圏内の世帯数や日中の人口を調べ、同業種の他店舗と比較します。すると商圏の規模が似ている店舗とは売り上げも近くなると予測され、新たに出店する際などに戦略が立てやすくなるのです。

詳しいメリットは次回の記事でお伝えしますが、専門知識をもって導き出される商圏はあくまで予測です。さらにPOSデータなどを分析することで、実際の顧客がいる範囲「実勢商圏」を知ることができます。次回の記事では実勢商圏を把握することのメリットをお伝えします。

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